こんにちは。
地きんめ鯛専門銀座はなたれです。
 
日本酒には様々な種類があり、また分類の方法も色々とあります。
今回のブログでは、日本酒の種類について少しだけ深堀り。
日本酒がお好きな方も少し苦手という方も、是非目を通してみてくださいね。
 

◆◆多岐にわたる日本酒の種類◆◆

~[特定名称酒]とは?~

日本酒は「原材米に国内産米のみを使い、かつ、日本国内で製造された清酒」と定義されており、
清酒は「普通酒」と「特定名称酒」に分けることができます。
原料や精米歩合、造り方などの一定の条件を満たして造られた日本酒を「特定名称酒」と呼び、それ以外は「普通酒」とされています。
ここでは「特定名称酒」について注目していきます。
 

~[特定名称酒]は全部で8種類に分類~

「特定名称酒」は8種類に分類することができます。
まず大きく分けると【純米酒】【本醸造酒】【吟醸酒】の3種に分類され、さらに細分化され、
「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「特別本醸造」「吟醸酒」「大吟醸酒」の、
全部で8種類となります。
ではそれぞれの特徴をみていきましょう!
 
≪≪純米酒≫≫
◎純米酒
 米と米麹と水だけで作った日本酒で、精米歩合の規定はありません。
 米本来の旨みや甘み、コク、ふくよかさ、米ならではの香りが楽しめます。
 冷やから燗まで、さまざまな温度帯で楽しめることも特徴です。

◎特別純米酒
 米と米麹と水だけで作った日本酒で、精米歩合は60パーセント以下。※特別な製造法で製造

◎純米吟醸酒
 米と米麹と水だけで作った日本酒。精米歩合は60パーセント以下。
 純米酒系でありながら吟醸酒の特徴も併せ持ち、お米の旨味とほんのりとした甘味と華やかでフルーティな香りが特徴。

◎純米大吟醸酒
 米と米麹と水だけで作った日本酒。精米歩合は50パーセント以下。
 雑味がなくすっきりとクリアな味わいで米らしい旨味やコクを感じながらフルーティな吟醸香っもしっかりと感じられます。
 

≪≪本醸造酒≫≫
◎本醸造酒
 米と米麹、水、醸造アルコールを使用して造られた日本酒です。精米歩合は70%以下。
 後味がすっきりとしたキレのある、いわゆる「辛口」のお酒になります。まずは冷酒で、お燗もお薦めです。

◎特別本醸造
 米と米麹、水、醸造アルコールを使用。精米歩合は60パーセント以下。※特別な製造法で製造
 すっきりとした雑味のない味わい。

※醸造アルコール添加量はは白米重量の10%までと定まっています。
 

≪≪吟醸酒≫≫
◎吟醸酒
 米と米麹、水、醸造アルコールを使用して造られた日本酒です。精米歩合は60%以下。
 低温度かつ長時間かけて発酵させる「吟醸造り」という手法で造るためフルーティーな香り(吟醸香)」が特徴です。

◎大吟醸酒
 米と米麹、水、醸造アルコールを使用。精米歩合は50パーセント以下。
 雑味が少なくすっきりと滑らかな飲み口。淡麗・辛口でありながら、吟醸造りによるフルーティで華やかな吟醸香が香ります。

 

「特別純米酒」「特別本醸造」の ” 特別な製造法 ” とは特に決まりはなく、蔵元の判断に任されているため個性ある日本酒が造られています。
原料やどのような醸造方法を『特別』としているのかはラベルなど表示されているので、じっくりとチェックしてみてくださいね。
また【純米酒】【本醸造酒】【吟醸酒】とラベルに表示されていないものは、冒頭に挙げた「普通酒」といえるでしょう。
香りは穏やかでほどほどに旨味があり、落ち着いた味わいの手軽に飲める日本酒です。

 

~精米歩合と醸造アルコールについて~

日本酒の種類を分類する上で、精米歩合や醸造アルコールがポイントになっていることがわかったと思いますが、
では精米歩合や醸造アルコールとはどういったものなのでしょうか。

『精米歩合』とは、玄米から精米後の、残った白米の重量パーセントをいいます。
例えば精米歩合60パーセントとは、40%を削って残りの60%を原料として使用していることを示していて、
数値が低いほど雑味等の原因となる外側部分を多く削っているということになります。

『醸造アルコール』とは、主にサトウキビを原料とした植物由来の食用に用いられるアルコールのことで、
香りやスッキリとした飲み口、爽やかな飲み口にしたりなど、味わいに変化を出すことができるため、
日本酒の個性を出すために使用されていたりします。

 
以上、原料や精米歩合、醸造方法等による[日本酒の種類]についてのご紹介でした。
日本酒の種類分けにおいてのベースとも言えるかもしれません。
しかし、日本酒はこの他にも種類分けすることができます。
 

~[火入れ]のタイミングの違いによる種類分け~

日本酒は品質や味わいを一定に保つために、貯蔵する前と容器に詰めて出荷する前の2度[火入れ]をするのが一般的。
火入れと言っても沸騰させるわけではなく、日本酒の温度が60~65℃程度になるよう30分程度湯せんしています。
この火入れのタイミング、回数で種類分けすることができ、味わいもまた異なってきます。
 
●一度も火入れをせずに出荷される日本酒は【生酒】。
フレッシュで若々しい味わいです。常温状態はNG!保存は冷やした状態であることが

●火入れせず生のまま貯蔵し、出荷前に一度だけ火入れをした日本酒は【生貯蔵酒】。
夏が旬と言われ、夏にぴったりなフレッシュさが特徴的。飲み口が軽く飲みやすいです。

●貯蔵前に一度だけ火入れをする日本酒は【生詰】。
2度目の火入れを行わないため、生酒同様にフレッシュで爽やかで、生酒よりも比較的口当たりはまろやかで落ち着いています。
秋が旬の「ひやおろし」はこの「生詰」になります。

 

~味や香りによる種類分けも出来ます~

日本酒は、味や香りの視点から「薫酒(くんしゅ)」「爽酒(そうしゅ)」「醇酒(じゅんしゅ)」「熟酒(じゅくしゅ)」の、
4つのタイプに分けることができます。

香りが高い分類は【薫酒/熟酒】、香りが低い分類は【爽酒/醇酒】、
味が濃い分類は【熟酒/醇酒】、味が淡い分類は【薫酒/爽酒】と分けることができます。

具体的に「薫酒」は、香り高くフルーティーで、吟醸酒系、大吟醸酒系など。
「爽酒」は、口当たりが軽くフレッシュ。香りは控えめで、生酒や普通酒はこちら。
「醇酒」は、お米のコクや旨味がしっかり感じられる濃厚な味わいで、香りは控えめ。ズバリ純米酒系。
「熟酒」は、深い香りと熟成された濃厚な味わい。熟成による独特な黄色や褐色といった色味も。古酒系や長期熟成酒系などがそうです。

 

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いかがでしたでしょうか。
深堀りすればするほど、日本酒の奥深さを感じていただけたのではないでしょうか。
様々な分類の仕方あがることで少し難しく感じてしまう半面、多角的に自分好みの味を探すことも出来ますね。
お気に入りの一本を飲み続けるのはもちろん、自分好みの銘柄に出会うまでとことん探してみたり、
繊細な味わいの違いを感じながら楽しむのも全て日本酒の醍醐味!

当店へご来店の際には、自慢の逸品料理と併せて是非じっくりと日本酒をご堪能くださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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